さっぽろ発 9割がグルメ記事

札幌在住 北海道の食・釣・遊

札幌市 BARやまざき / ススキノのクラシカルなBAR

大人カウンターシリーズ
 

この店に初めて来たのは20代

20代前半の頃
親友夫婦、その友達Oさんと すすきのの居酒屋で飲んでいた。
 
Oさんは大人しい人。
「次は連れてきたい店がある」と 珍しく誘ってきた。
 

BARやまざき

上司に連れてきてもらった店らしく 
みんなに大人の世界を紹介したかったのだと思う。
その店に入ると 4人には不釣り合いな雰囲気にビックリした。
 
  
  
大正9年生まれの店主 山崎氏。 
物静かな佇まいでカウンター内で仕事をしていると思ったら
親友の奥さんに 紙切れを渡してきた。 
 
奥さんの横顔の切り絵だった。 
山崎氏は 客の横顔の切り絵をリクエストした客にしているそうだ
(この看板は本人の横顔) 
4人の緊張を解くためにリクエスト無しでやってくれたのだと思う。 
 
     
あれから 20年超が経った。 
この店の雰囲気に自分は追いついたのだろうか?  
 
 
入ってみようとするも 威厳のある扉。 
   
開ける勇気が出ずに 一度エレベーターを降りてしまう。 
   
でも意を決して 再び店の前に。 
   
 
なかなか高いな~ 
こんな所に20代前半に来たとは… 
  
店内  
あの時も この席だった。 
カウンターに座った時の場違い感による居心地の悪さから
ちゃんと覚えている。
 
今は 人間的成長は別として 
年齢だけはこのカウンターでグラスを傾けていてもおかしくないだろう。 
 
配膳   
オーダーしたのはジントニック。 
この日はこれ1杯だけにしておいた。 
    
バーテンさん達は クラシカルなベストを着ている。 
格式は高いが かしこまり過ぎていない。 
スタイルとは別に どこか親しみを感じる接客がそう思わせるのだろう。 
    
あの日の居心地の悪さは 今は無い。  
入店の時は戸惑ったが 次回はすんなり入る事が出来そうだ。 
     
山崎氏が元気な時に ご本人の作ったカクテル 飲んでみたかったな~ 
そしてあの時緊張を解いてくれた 礼を言いたかった。 
   
 
あ、店に立つことは無くなったけど
営業時間前とかに店に来るみたいですよ。 
山崎氏が亡くなったと思って 読んでいませんでした?  
 
 
 

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