さっぽろ発 9割がグルメ記事

札幌在住 北海道の食・釣・遊

北海道胆振東部地震 / 忘備録として

心配してゲスブにコメを頂いた皆さんありがとうございました

地震の少ない地方で生活して来たELLには衝撃的な 震度5 
仕事も生活も大変でしたが 少し落ち着きました。
 
 
忘備録として記事を書いておこうかと。
 
 

初めて経験する大地震

当日 揺れの前半で目が覚め 
横揺れになった途端 家の中全ての物が揺さぶられた。
 
揺れがおさまったら周りの家から「○○大丈夫か?」と
家族の無事を確認する声が聞こえた。
ELLの部屋では棚に置いてあった 小銭を入れていた瓶やカバンなどが落下。
 
停電 & 通信障害 
居間に移動し TVで地震についての情報収集をしていると停電に。
彼女 両親 夜勤中の同僚に連絡
しかし 「電話」「LINE」「メール」がなかなか繋がらない。
    
電話は途中で切れたり 一方の声しか伝わらなかったり。 
「電話」「LINE」「メール」の3通りで連絡を試みるので
スマホのバッテリーがどんどん無くなる。 
     
コンロで作ったお湯でシャワー代わりに
自宅は水とガスがOKなのが救い。 
朝食は凍ったままの食パンにかじりつき 
コンロで作ったお湯バケツ2杯を シャワー代わりにした。 
    
台風&地震でいつもと違う風景
前日の台風の影響で 沢山の大木が倒れているのを横目に出勤。
普段とは違う景色が沢山。 
  • 近所のセコマ、 真っ暗な店内に40人ぐらいの行列 
  • 信号機の消えている渋滞した交差点 
  • 情報収集の手段が少なく井戸端会議している人達がいたるところに。 
   
勤務先でも 電気が無いのでPCはもちろん会社の固定電話も駄目。
 各所への連絡は 個人のスマホを使うしかなく 更にバッテリーが…
  
断水のデマ 
「5時間後に断水する」と聞き 水の確保に一度帰宅(デマだった) 
その時に 電気が無くても作れるパスタを早すぎる昼食に食べた。 
その日の仕事は各所への連絡のみで夕方には帰宅。 
    
頼むから電話をかけないで
真っ暗でやる事が無いのでベット入るも
ひっきりなしに走り回る 緊急車両の音で起こされる。 
各地の知人から心配の電話があるもスマホのバッテリーが心配だから出られない。 
地震初日で モバイルバッテリー、自宅ノートPCからの充電は使いきった、
スマホのバッテリーは50%程度。 
   
翌日は夜勤、同僚の中には22時に電気が復旧した人も居たが事務所はまだ。
社有車のヘッドライトと懐中電灯で仕事をした。 
スマホバッテリーはその時に社有車から充電したので少し回復。 
    
冷蔵庫の氷が溶けだし床が水浸し
夜勤明け 電気の復旧を期待して 自宅に戻るもまだ。 
冷蔵庫の氷や霜が溶け出し 床が水浸しになっていた。 
   
仮眠後は 冷凍庫にあった豚肉すべてと玉ねぎを炒めたものを食べ 
卵も全て茹でた。 
    
午後から出社すると ガソリンの確保に奔走。3時間待ちして入れた人も居た。
 ELLは数店のGSを回っている時 有力な情報が入りすぐに入れる事が出来た。 
市内を走り回ったおかげで 車から充電が出来てスマホの電源は80%まで回復。 
 
避難所を確認に   
この日も夕方には帰宅、 念の為避難場所を見に行った。 
その帰り道 「午前中に復旧した」と親から電話があった。 
「バッテリーが心配だから切る」と言う前に
 電波状況が回復していなく途中で切る事に。 
    
家に戻った。 
釣り用のライト(夜勤の時に一度地面に落とした)が点かなくなり、
ライトはスマホだけ。 
不安だからスマホで情報収集したくなるが
もう充電するものは無いので スマホを触らない様にした。 
    
一旦寝るも また緊急車両の音で起こされた。 
暇なので ベットの上で 月夜の明かりの元 ギターを弾いていた。
 翌日は休み、交通機関も復旧済み、
電気が復旧している地域に充電に行こうか考えていた。
 
その時…    
    
ついた!!!
すぐに彼女にメール、そして溜まっていた洗濯物を洗った。 
    
翌日 地震の時に役にたった釣り用のライトを買いに来た。 
    
地下歩行空間の避難場所
地下歩行空間は一部が避難場所なっていたが 残っている人は数人だけ。 
    
地震の影響で崩れている建物も見かけたが 徐々に日常生活に戻りつつある。 
     
実はこの週末 釣り旅行に行く予定だった。 
その為 バーナー関係のアウトドア用食材もあり 食べ物は余裕があった。 
   
不安なのは電気だけと言う 恵まれた被災体験だった。 
   
無縁だと思っていた被災、 色々考えさせられた。 
 

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