さっぽろ発 9割がグルメ記事

札幌在住 北海道の食・釣・遊

プロポーズ断りました

電話に出ると 久しぶりに 聞く声。 
最初に出逢ったのは 約15年前。  
当時やっていた仕事の営業先だった。 
  
実は ELLは仕事をかなり真剣にやるタイプ。 
「会社の営業成績は常に上位」と前任者に紹介され、
それが その人には魅力に映ったんだろう。
 
 初対面から かなり興味を持ってくれたみたい。 
そして個人的にも連絡が入るようになり だんだん仲良くなった。
転勤した後も また、転職した後も・・・・・・  
   
ただ ここ2年は連絡が無いから 諦めたかと思っていた。
そこに 久しぶりの電話。
  
諦めていなかったらしい。 
そして 今までとは 違ったアプローチ。   
 
 
 
 
社長をやってほしい。  
 
 
 
その人は ある会社の創業者。  
今までに何度も 「俺の会社に入って欲しい」
「顧問をやって欲しい」と言うプロポーズを受けていた。
 
  ※ 本来の意味と違うと言っていたのは こう言う事   
 
 しかし 今回は初めてのケース、 
「新会社を作るから そこの社長をやってほしい」 
   
聞いてみると 規模としては小さくはない。  
北海道外も視野に入れている会社。  
詳しくは言えないが顧客の中心は女性、飲食部門も持つ(スイーツ)。
 
  
丁重にお断りした。
   
 
いろいろ理由はあった。  
一番の理由は その社長との人間関係
 
社長は やんちゃな所があり 身の丈以上の計画を立てる事が多々。
 計画を立てた段階で 何度か相談された。 
 
慎重に勧めたほうが良いとアドバイスする事が多く 
それが奏功したのがほとんど。
  
その為、「今まで ELLさんに世話になってるんだから 恩返ししたい」
とは ずっと言っていただいている。  
   
ELLが 社長の誘いを受ければ 今までの相談は 命令になる。  
Noと言える事が出来なくなるかもしれない。
  
人間的には とても大好きな人、
とても良い関係を続けてきたので その関係を壊したくなかった。
  
 
ただ、断った理由としては 別なものを告げた。  
そして納得してもらった。 
   
ELLの現在の仕事。  
はっきり言って緩すぎる、職員のモラルも低い。  
給料が高いわけではなく 体内時計が狂ってしまう様な勤務体系。
  
今回の決断。 
親友は ELLが北海道にとどまるから 
とても喜んでいた (だから お祝いって)
 
 自分的には チャンスだったのかもしれない。  
名刺の肩書きも 年収も 今とは比べ物にならないものになっただろう。
  
しかし社長業の辛さは知っているつもり、
従業員として働いている方が どんなに楽な事かと思う。
 
 
 
今の会社でも まだまだ学ぶ事はある。 
尊敬できる人もいる。
その人の域に達する事は出来ないかもしれないが 今の場所で頑張ろうと思う。
  でも 誰かが必要としてくれると言うのは 嬉しい事だ。
 
 
ブロ友さんの皆さんには 全然面白くない話だと思う。 
ただ自分の中では大事件だった。 
 
 

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